はつとちぎかとおもったよ(日光は栃木だったよ)

十月五日、六日の二日間、友人和田氏の誘いで、旦那君の留守のチャンスに昔の友人を訪ねて参りました。
栃木県は茂木町、築70年の古民家に移住し、農家を営むまいこちゃんです。あとたけサン。
まいこちゃんは大学時代、体当たりで私の自主制作映画(幻?)に出てくれたり、一緒にクラブをオーガナイズ(もーなんだそれ)したり、若き日の余った時間を一緒に突っ走ってくれた人です。
たけサンはクラブでバーテンやってたり、そりゃもう大人なお兄さんでつっぱった人でしたが、久しぶりにお会いしたら、にこにこした熊さんみたいになっていました。
昔から感じていたまいこちゃんの気高い位の気丈さや、たけサンの優しさ、純粋さはそのまま、あれっという間に山間のお家の畳の上でワインを飲んでいたという感じ。
テーブルの上には料理された畑の作物が並び、カホは何をやっても褒められて、今思い返せば昔話の雀のお宿に泊まったような心持ちです。

一日目は雨だったのでビニールハウスで少しお手伝いをさせて頂きました。
苗床プランター(勝手に命名)を水洗いしただけですが、喜んでくれてこっちが嬉しいです。
去年試験したという発酵の熱を利用した苗床なんかがあって、手間の掛け方に目玉が飛び出ました。

二日目は広々とした畑に長く続く畝から生えた、産毛のようなネギを、「鉛筆の太さになったら植え替えるんだよ〜」と言っているその作業を想像しただけで目眩を覚えました。
アブラナ畑に蝶達の舞踊る様は極楽浄土の様でした。

もう野菜、冷蔵庫の中で腐らせることなんて出来ないよ!
昔おばあちゃん先生が言ってた「お百姓さん達に感謝しろ!」という言葉をやっと実感してしまったというか。
都会で自分と家族の身を守る事だけ考えているような矮小な私には、沢山の家庭に食物を送っている農家がまぶしかった〜。
まいこちゃんは「考え方をシンプルにして、野菜と自分の間にある色々人任せな手間を省いた」ということを言っていたけれど、それって本当に大事な考えだと私は思います。

そして家に帰って来たら、スーパーのお野菜のなんと色あせて見える事か。他人行儀に並んでおる。
採れたてのお野菜って本当に美味しいんだね。
結果、まいこちゃんとたけサンは単純に、美食家故に農始めたんじゃないかな、と疑っております。
http://www.sainone.com/



お誕生日イブをして貰う。

ぼんやりするのが大好きな私ですが、ぼんやりをいつも悔いる誕生日の季節がやって参りました。
今度は32だそうです。←もう他人事のようです。
しかしお菓子学校学生の友人は容赦なく祝ってくれます。
申し訳ない。ありがとう。
でも甘いものを口に入れる幸せ。
出来るだけ長く、味わっていたいです。
ちなみにカホは口内炎が出来てて食べられず。


実家にて

ユニフォームは智弁和歌山だな〜。エロス。
試合も楽しませてもらいました。
夏は終戦高校野球、というオバサンになるであろう(なった)昭和な私。

死んでも何も残さない―中原昌也自伝
三ヶ月でやっと完読した。読み始めたら止まらない。
友人のイラストだ!と思って買ったら全然違って100%オレンジさんの絵だった、という恥ずかしい勘違いをして、
そしてワタリウムにいつ行ってもいる眼鏡のオジサンに勧められるまま買っちゃったサイン本。
眼鏡のオジサンは息子の本を買ってもらったみたいに喜んでいました。

そしてほとんど知らない固有名詞のうずまく文章にも関わらずこんな人近くにいたら惚れるな、と思ったのは色ボケでしょうか。

夏休みが始まってしまった

ご無沙汰です。
今日は新聞の集金のおばさま68歳の趣味がクラッシクバレエだという話を玄関先で聞きました。
安穏と主婦をやっております。
かのように見えて、先日パソコンを買ったためお金を求めて友人の会社に求職に行って参りました。
その前後、幼稚園の水遊び係で腰を痛め、首を痛め、友人に三ヶ月借りっ放しのヒップホップアブスもできない体になり、
この31年ほとんど使ったことのなかった湿布薬にお世話になっています。
今日は激痛により泣きながら起きて旦那君に気持ち悪がられました。
ヨガから再出発した方が良いかもしれません。

ところで最近雑誌がおもしろいと思える雑誌が無かったのですが、ギンザが先月号からなんだか変わって定期購読したいくらいの雑誌になっていた。
商品をただモデルに持たせるだけじゃない雑誌って時間もコストもかかりそうだな、と思って作り手が心配になる。